シュールなマスコットキャラ

インパクトは十分にある

放送禁止指定となってしまったケースもあり、その余波を受けてキャラクターもこの世から見るも無残に消し去られてしまった、なんてケースもあるので中々シビアな世界だと思うばかりだ。ただCMとはそういう意味である種斬新さが求められる広告媒体だとも考えられます。それというのも、時に企業が自社の商品を広く知ってもらう、それこそ新製品ともなればマスコットキャラクターに対する投資を増やしてでも新しい主力にしたいと、そう思っていることもあるはずだ。

ここで話すこともそう、今ではすっかり主要な商品になっているミスタードーナッツの『ボン・デ・リング』、それを宣伝するためにボン・デ・リングを鬣として身に付けている『ポン・デ・ライオン』の登場もその1つでしょう。現在でもポン・デ・ライオンはミスドの中心的なマスコットキャラクターとして人気なので、宣伝もそうですが、キャラクター人気を獲得したという点では大ヒットしたケースと言えます。

そんなポン・デ・ライオンもCMにてお披露目されましたが、その内容がまたシュールになっている。

ゆるキャラが好きな方へ

自分で食べて、自分で創りだす

公式が発表しているポン・デ・ライオンですが、調べてみるとやはりドーナツから生まれたライオンという設定になっている。初登場したCMでも勇敢に吠えるその姿はさすが百獣の王者と呼ばれるに相応しい出で立ちになっている。

するとお腹が鳴ってしまい空腹と感じた時だった、鬣であるポン・デ・リングをするっと取り外して地面に置いたかと思えば、躊躇うことなくそれを食べ始めたのだ。モッチモッチと、歯ごたえがまるでお餅のように弾力あるものだと宣伝するその姿に、思わず食べたくなったと感じた人も多いはず。不覚にも筆者もその1人で発売された当初に試しで買ってみたら、確かにもちもちっとした歯ごたえが病みつきになった。そして現在では定番商品としての地位を獲得しているのですから、真の意味で王的立場になったとも取れます。

食べてしまった鬣はどうするのか

ただ問題は鬣を食べてしまった事だろう。ライオンの雄にとって鬣は非常に重要なシンボルだ、それがなければ雌ライオンと勘違いされてしまうので、群れに余計な誤解をもたらしてしまいます。ポン・デ・ライオンはパクパクとお腹が空いたらポン・デ・リングたる自身の鬣を食べ切ってしまいます。

次からが焦点だ、何をするかと思うと突如としてしっぽが膨らんだかと思えばそれは瞬く間にポン・デ・リングへと变化して、ライオンは迷うこと無くそれを自信の頭に装着するのです。そう、食べても自動生成し、再度身につけることが出来るのだ。どれくらい生成できるかについては明記されていないが、自給自足でなんでも出来るということから、非常にエコロジーだと思われていそう。自給自足型だから、さすがは21世紀スタイル! などと言っていますが、軽くホラーチックな内容とも言えなくもない。

何せ自分で自分の体の一部を身に着けて食べているのですから、これをシュールと言わずしてなんというか。ただ和やかに展開するCMにツッコミを忘れてしまうのも、ある種の恒例かもしれません。

食べる姿があまりにもインパクトありすぎて

このポン・デ・リングを食べるポン・デ・ライオンというのは、インターネット上の絵かきを主にしている人達からすれば、非常に使えるネタとして色々な応用がなされています。それこそ公式が困りそうなネタにされていたりする事もあったりするが、中にはポン・デ・リングを懸命に食べているポン・デ・ライオンを描いている人もいる。それがまた妙に可愛いため、なんだかすべて許せるような、そんな気持ちに晒されます。

キモかわいいキャラが好きな方へ

ドーナツしか食べないという

ミスドのマスコットキャラクターはポン・デ・ライオンだけでなく、その他にもフレンチウーラーといった様々な動物たちをイメージしたキャラクターが多く登場してきます。個人的にはポン・デ・ライオンがお気に入りとなっているのであれだが、どうやら生まれてこの方ポン・デ・リングしか食べたことがないというのだから、肉食獣ではないようだ。

また自分たちの仲間にしてもドーナツを食べられたとしても全く気にしておらず、食べて美味しいと感じることに喜びさえ感じているようにも見えなくもない。ポン・デ・ライオンとフレンチウーラーが崖でウーラーが飛び越せないと分かると、優しさからポン・デ・リングを架け橋にするがウーラーは渡るどころか美味しく召し上がり始める。それにつられてポン・デ・ライオンも食べ始めてしまうというCMもありましたが、一行に問題と捉えることはなかったようだ。

あくまで架空状の事だからと、そう捉える視聴者の方が多かったのかもしれません。

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